スペシャルドラマ『坂の上の雲』

放送日決定! カウントダウン

スペシャルドラマ「坂の上の雲」の第1回放送日、11月29日(日) 20:00から、2943日と22時間22分51秒経過しました。

 

これを記念して、ドラマ掲示板を設置しました。

原作となる小説『坂の上の雲』は、1968年~1972年(昭和43年~昭和47年)の4年3ヶ月に渡って「産経新聞」に連載され好評を博した作品で、日露戦争の時代を生きた明治の青春群像を、司馬遼太郎が10年の歳月をかけ渾身の力で書き上げた壮大な物語です。
同小説は発行部数2000万部超を誇り、国民的文学ともいえる作品となっています。
NHKは、「坂の上の雲」の新聞連載が完結して以来、映像化の交渉を続け許可を得、近代国家の第一歩を記した明治という時代のエネルギーと苦悩を、これまでにないスケールで描き、現代の日本人に勇気と示唆を与えるものにすることを目指しています。

 


 

 

21世紀を迎えた今、世界はグローバル化の波に洗われながら国家や民族のあり方をめぐって混迷を深めています。

その中で日本は、社会構造の変化や価値観の分裂に直面し進むべき道が見えない状況が続いているのではないでしょうか。

「坂の上の雲」は、国民ひとりひとりが少年のような希望をもって国の近代化に取り組み、そして存亡をかけて日露戦争を戦った
「少年の国・明治」の物語です。

そこには、今の日本と同じように新たな価値観の創造に苦悩・奮闘した明治という時代の精神が生き生きと描かれています。

この作品に込められたメッセージは、日本がこれから向かうべき道を考える上で大きなヒントを与えてくれるに違いありません。

(NHK報道資料より引用)

 


 

 

▼概要
タイトル スペシャルドラマ「坂の上の雲」
原作 司馬遼太郎著 『坂の上の雲』
脚本 野沢尚  *野沢尚の死後、NHKスタッフが完成させる
柴田岳志(第一部演出チーフ)、佐藤幹夫(第二部演出チーフ)
制作 NHK(日本放送協会)
演出 大河ドラマ「独眼竜政宗」を担当した西村与志木EP(エグゼクティブ・プロデューサー)
内容 物語は、国民一人一人が少年のような希望を持って国の近代化に取り組み、そして存亡をかけて日露戦争を戦った 「少年の国・明治」の物語。
帝国主義真っ只中の西欧列強という“大人たち”に囲まれた、新しい近代国家明治・日本を、日露戦争で大きな役割を担うことになる四国・伊予松山が輩出した3人の人物・秋山好古・真之兄弟と正岡子規を中心に描くものとなる。
放送 2009年秋から2011年秋まで3部に分けて、毎年秋に放送される
1回90分の全13回放送
2009年秋に5回、2010年秋に4回、2011年秋に4回の放送
第1部は、11月29日から12月27日の5回、毎週日曜午後8時から各1時間半、総合テレビで放送
*大河ドラマ「天地人」は例年より2~3回程度少なく全47回となり、11月22日が最終回となる
撮影 2007年秋にクランクインし、撮影終了は2010年秋
ロケ地 【国内】 長野・茨城・奈良・福島・愛知・神奈川・静岡・広島・岡山・滋賀・熊本・愛媛など
【海外】 ロシア・中国・ヨーロッパなど
備考 ドラマ化はNHK30年来の悲願であり、開局以来最大級のプロジェクトとなる
通常の日曜夜8時放送の「大河ドラマ」ではなく、 「大河ドラマを超えるこれまでにないスケール」の作品となる
1回分の制作費は「大河ドラマ」(約6,000万円)を上回る
CG(コンピューター・グラフィックス)を駆使し日清戦争、日露戦争などをリアルに描く
ドラマとしては初めて、撮影から編集まで、デジタルデータをフルに使用する新しい映像合成システムや機動力のある高画質な撮影機材を開発するとのこと

 

 


 

 

▼放送計画(各話のタイトル)
【第一部】 2009年 【第二部】 2010年秋 【第三部】 2011年秋
第1回 少年の国 11月29日(日) 第6回 日英同盟 第10回 旅順総攻撃
第2回 青雲 12月6日(日) 第7回 子規、逝く 第11回 二〇三高地
第3回 国家鳴動 12月13日(日) 第8回 日露開戦 第12回 敵艦見ゆ
第4回 日清開戦 12月20日(日) 第9回 広瀬、死す 第13回 日本海海戦
第5回 留学生 12月27日(日)
▼主な登場人物と配役(キャスト)
登場人物 配役(キャスト) 備考
秋山真之 本木雅弘 【海軍】 本ドラマの主人公、連合艦隊参謀を務める
秋山好古 阿部寛 【陸軍】 「日本騎兵の父」と呼ばれる 秋山真之の兄
正岡子規 香川照之 【俳人】 近代俳句の祖 秋山真之の友人
正岡律 菅野美穂 正岡子規の妹。病床の子規を看護する
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